「マドルチェ」の元ネタは何?背景には何が描かれているの?関連カードやストーリーは?
ということで今回は、愛用の「マドルチェ」のカードイラストに登場するお菓子や関連カードについての考察をしていこうと思います。
- 「魔導人形の夜」から考えるマドルチェ誕生の物語
- 「マドルチェ・プディンセス」のイラスト考察
- 「マドルチェ・プティンセスール」のイラスト考察
- 「ティーチャーマドルチェ・グラスフレ」のイラスト考察
- 「マドルチェ・マナー」に隠れるマドルチェの仲間たち
- マドルチェが登場する「エクシーズ・レセプション」
「魔導人形の夜」から考えるマドルチェ誕生の物語
まず、お菓子のお城に住まう人形達「マドルチェ」とは、「いったいどのような人形なのか。どうやって生まれたのか」を考察していきたいと思います。
「マドルチェ」ってなに?「トイ・ストーリー」のおもちゃ達のようなもの?
マドルチェと「トイ・ストーリー」のおもちゃ達は似ているようで、少し違います。
【トイ・ストーリー】
おもちゃたちには、とても大きな秘密があった。
彼らは実は生きていて、話したり自由に行動したりできるのだ。
しかし、それを人間に知られてはいけないというのが「おもちゃのルール」なのだ。
「トイ・ストーリー」のおもちゃ達は、最初から魂を持ち、自由に動くことのできる生命なのです。
しかし、マドルチェは「魔導人形の夜」からわかるように、
元々は、ぼろぼろの人形だったけれど、魔導の力によって自由に動くことのできる「魔導人形-マドルチェ」に後からなったと考えられます。
元々生きている「トイ・ストーリー」のおもちゃ達と、魔導の力で後天的に魂を得た「マドルチェ」は、似ているようでやっぱり違います。
漫画版「遊戯王ZEXAL」の「プリンセス・コロン」がマドルチェに近い存在と言えると思います。
「プリンセス・コロン」とは?コロンちゃんの物語をざっくり紹介
「プリンセス・コロン」の元々はキャッシーがそれなりに可愛がっていた人形「コロンちゃん」です。
しかし、しばらくして不幸が訪れました。
新しい人形をプレゼントしてもらったことで、彼女の存在が忘れ去られ、ゴミに出されます。
強い恨みを発するボロボロになった人形が、Dr.フェイカーの目にとまり、生命を吹き込んでもらいました。
それがただの人形のコロンちゃんが、魂を持った「プリンセス・コロン」になるまでの物語です。
ホコリ被ったぼろ人形達が「マドルチェ」になるのとよく似ていますね。
「プリンセス・コロン」を中心とした「ドール・モンスター」達には、マドルチェと似ている点が他にもあります。
「マドルチェ」と似すぎている「ドール・モンスター」達
プリンセス・コロン
ドール・モンスター ガール
はプディンセス姉妹によく似ていますね。
「プリンセス・コロン」の縦巻きロールヘアーも、プディンセスの髪型とそっくりです。
「プリンセス・コロン」の大きな風船は、プディンセスの頭のチェリーとも対応しています。見た目ももちろんですが
ただの人形だった頃は持っていなくて、魂を宿してからコロンちゃんは風船を、プディンセスはチェリーを手に入れた点も共通しています。
天使族エクシーズを中心としたレベル4デッキというのも関連性を感じさせます。
そして、確実に意識してるだろ!!と思わせるのが、こちらです↓↓↓
「ドール・モンスター 熊っち」と、ティアラミスの苺を献上するウサギ。どちらも右目にハートがついています。
さらに、OCG化されていない「ドール・モンスター ドラくん」と、グラスフレの猫。こちらも左に星が描かれています。
さらに、それぞれ薄紫コンビと、赤紫コンビで、色までそっくりになっています。
ここまで似ていると、さすがに「マドルチェ」と「ドール・モンスター」が無関係とは考えにくいです。
もしかしたら、ティアラミス、グラスフレのそばの猫とうさぎは「ドール・モンスター」かも知れません。
人形に魔導の力を与えて「マドルチェ」にしたのは誰?
コロンちゃんの場合は、Dr.フェイカーが科学の力(?)で命を与えてくれました。
しかし、マドルチェの場合はゴミ捨て場に送られた様子はなく
おもちゃ箱の中にいながら、魔導の力が働いているのがわかります。
そのため、コロンちゃん同様にDr.フェイカーによって、命を貰ったとは考えにくいです。
また「魔導」と聞くと、マドルチェと同じタイミングで登場した「魔導書」が関係しているかも知れません。
中でも、トリスとティアラミスはデザインがよく似ています。
トリスの杖には魔導を象徴する紋章、ティアラミスの杖にはマドルチェを象徴するパズルが浮かび上がっています。
髪色、杖、女帝、衣装デザイン、魔導、これだけ要素があると関係性がありそうな気がします。
「魔導人形の夜」に描かれた部屋には、魔導書のような分厚い本がたくさんあることもあり、マドルチェは「魔導書院ラメイソン」で誕生した可能性が考えられそうです。
「マドルチェ・プディンセス」のイラスト考察
マドルチェ・プディンセスの髪
プディンセスの髪飾りは、プリンの上に飾られるさくらんぼになっています。
さくらんぼが髪に埋まっていることから、プディンセスの髪はただのプリンではなく、
プリン本体とクリーム両方を表している
カスタードクリームを表している
と考えるのが良さそうです。
マドルチェ・プディンセスのドレス
プディンセスのドレスは、お皿に乗せたプリンの表していますね。
カラメルの流れ方から丸いプリンではなく、プッチンプリンのような花型のプリンになっていることがわかりますね。
ドレスのレース部分は、生クリームのようです。
プディンセスの窓
プディンセスの背景には、マドルチェ・ワルツの背景のような綺麗な窓枠が描かれています。
真ん中の線が上まで伸びているのがワルツで、上まで届かないのがプディンセスなので、若干デザインが異なるようです。
ワルツは別の場所のようですね。
マドルチェ・サロンの背景にも窓が描かれていますが、こちらはプディンセスの背景に描かれた窓と同じです。
グラスフレがプディンセスとプティンセスールの自室に来てくれて、勉強を教えているのかもしれません。
プティンセスールの後ろに描かれている窓枠は、プディンセスの窓枠と同じですね。
2人がいつもそばにいるのだと伝わってきます。
よく見ると、プディンセスの上部にはレースがありますが、プティンセスールにはないことがわかります。
ショコアラモードも当然同じ窓が描かれています。しかし、ショコアラモードにもレースは無いようです。
薔薇のチョコレートが、ベリー系からシンプルなチョコレートに変わったのもわかりますね。
マドルチェ・プディンセスのパズル
プディンセスの足元のパズルは、ドライフルーツ入りのパウンドケーキになっているようです。
アーモンドスライスも乗っていて、とても美味しそうです。
図の左側には、プリンアラモードのクリームやフルーツ。手前にはマカロン。右側にはプリンタワーが飾られています。
パズルの下のソースは、いちごソースでしょうか?ベリー系のソースで彩られていますね。
何気なくショコアラモードも?
プディンセスの左には、チョコプリンのプリンアラモードと思われるスイーツが描かれています。
もしかしたら、この部分からショコアラモードが生み出されたのかもしれないですね。
「マドルチェ・プティンセスール」のイラスト考察
「プティンセスール」の名前の由来は、プッチンプリン!?
「スール」とは、フランス語で「姉妹」を意味する言葉です。
プティンセスールがプディンセスの妹であることがわかりますね。
また、プディンセスの名前の由来であるプディング(pudding)は、プティングと言い間違えられることも多いです。
例として、パンプディングなどは、パンプティングと濁音なしで呼ばれることもあります。
また、プティング(putting)とプディング(pudding)を合わせると、プッチンプリン(putting pudding)となります。
プリンの妹は、プリンではなくプッチン……。
「プッチン」だと思うと、短いポニーテールがプッチン部分に見えてきますね。
いや、もしかしたら
プリンの上に乗っているプティンセスール自体が、プッチンなのかもしれません(´⊙ω⊙`)
姉のプディンセスと、妹のプティンセスールのドレスのカラメルの位置が逆なのは、プッチンの逆さを意味しているのかも?なんて考えてしまいますね。
もしくは、スールのドレスは、姉のクリームとは随分と雰囲気の違うクリームなので、プッチンプリンの期間限定味のいちごやチョコを意味しているのかも?
しかし、プティンセスールの英語版の表記を見てみると
「Petingcessoeur」となっていて、「putting(プッチン)」ではないことがわかります。
「妹」をフランス語で「petite sœur」となるので、プティンセスール「Petingcessoeur」は「petite sœur」+「pudding」+「Princess」と考えるのが自然かもしれません。
ちなみに「peting」をGoogleで調べると「petting(愛撫)」が出てくるので注意。
「ティーチャーマドルチェ・グラスフレ」のイラスト考察
次は「ティーチャーマドルチェ・グラスフレ」のカードイラストを詳しく見ていこうと思います。
ティアラミスとの共通点が多いカードなので、特に注目して調べていきましょう!
まずは、グラスフレの「スフレ」
モチーフとなっているお菓子が、全部色が同じでたくさん描かれているのは、グラスフレくらいではないでしょうか?
パズルを始めとした多くのケーキが、グラスフレの「スフレ」です。
逆にキャラクターの中には、スフレがほとんどないんですよね。
これはラングドシャにしか見えません(´-ω-`)
グラスフレとティアラミスの類似点
【動物たち】
グラスフレのそばにいる青色のねずみ、実はティアラミスのそばにもいます。
顔の模様の位置が逆のうさぎと猫。
グラスフレの猫の模様は星型で、ティアラミスのうさぎの模様はハートになっています。
2匹の目が開いている様子は描かれていませんが、目の周りに模様があることから、マジョレーヌと同じオッドアイかもしれません。
マジョレーヌのうさみみカチューシャを考えると、うさぎが怪しい気がしますね。
赤い苺がマジョレーヌの赤い目を表しているというのも考えられなくもないです。
しかし、猫もうさぎもマジョレーヌの色にそっくりなので、両方ともマジョレーヌに関係があるのではと思います。
【ピアス】
グラスフレには、赤い球体のピアスが着いているようです。
ティアラミスは青色の雫型ピアスで、ショコアラモードはピアス無し。他のメンバーもピアスはつけていないようです。
グラスフレ、ティアラミス、どちらのピアスも、モチーフとなっているお菓子に関連がないので、大人っぽさや年齢を示すアイテムとして描かれているのかもしれません。
【植物】
また、ティアラミスとグラスフレには、植物が描かれています。
グラスフレの植物は、茎の先端がぐるっと丸まっていることが多いので、ティアラミスとは別の植物かもしれません。
グラスフレが唯一描かれている「マドルチェ・サロン」
「マドルチェ・サロン」で、プディンセスが自慢気に書いている「ABC」が、グラスフレのそばに描かれています。
色も一緒であることから、グラスフレが過去にプディンセスに教えたのだと伝わってきますね。
グラスフレの後ろにある黒板が、マドルチェサロンのグラスフレの後ろに描かれています。
グラスフレの足元にいる猫は、近くで眠っているようです。
グラスフレの髪飾り?
グラスフレの顔の傍には、緑と赤の丸い光のようなものが描かれているのですが、マドルチェ・サロンでも同じ位置に丸いものがあります。
これは光ではなく、髪飾りと考える方が自然かもしれませんね。
「マドルチェ・マナー」に隠れるマドルチェの仲間たち
マドルチェ・マナーは、マドルチェ・プディンセスが左側の手の人物に、テーブルマナーを教わっているイラストです。
今回はこの「マドルチェ・マナー」のイラストを詳しく見ていこうと思います。
マドルチェ・マナーの手の人物
マドルチェ・マナーで、プディンセスにテーブルマナーを教えているのは、「マドルチェ・マーマメイド」です。
左手に持った本の表紙には「Madolches Manners -マドルチェ・マナー」と書かれていますね。
マドルチェ・マナーに紛れ込むマジョレーヌのフォーク
マドルチェ・マナーには、たくさんのフォークが映っていますが、1本だけ「マドルチェ・マジョレーヌ」のフォークが紛れ込んでいます。
マジョレーヌは、シャトーに度々訪れては、何らかの悪戯をしているのかもしれませんね。
マドルチェ・マナーに映るバトラスクのティーカップ
マドルチェ・マナーに描かれた食器を見てみると、「マドルチェ・バトラスク」が手に持っているティーカップがあることがわかります。
「マドルチェ・ティーブレイク」でも同じカップが使われていますね。愛用カップなのでしょうか。
マドルチェ・マナーのテーブルは、大人数用の長い長方形のテーブル。
ティーブレイクのテーブルは、少人数用の丸いカフェテーブルなので、違う部屋のようですね。
マドルチェ・プディンセスのティアラはプレッツェル?
プディンセスのキャラクターデザインではきっとプレッツェルを意識していないと思うのですが、「マドルチェ・メッセンジェラート」の背景のプレッツェルは、プディンセスのティアラから来ているのかも…。
マドルチェが登場する「エクシーズ・レセプション」
今回は、マドルチェと名のつかないマドルチェ関連カード「エクシーズ・レセプション」のカードイラストを見ていこうと思います。
エクシーズ・レセプションに登場するマドルチェ
登場するマドルチェは「マドルチェ・マジョレーヌ」「マドルチェ・バトラスク」の2体。
どちらもレベル4のモンスターなので、この2体からランク4エクシーズに繋げるということでしょう。
イラストでは、 マジョレーヌの魔法でバトラスクが特殊召喚されたことになっていますね。
バトラスクを"召喚"じゃなくて"特殊召喚"!?と思ってしまいますが、この効果で特殊召喚されたモンスターは、効果が無効になるので何でも良いのです。
マジョレーヌのフォーク
マジョレーヌの登場カードを見てみると、手に握っていたり、魔女のホウキのように乗っていたり、背中についていたり、けっこう自由な位置にあるのがわかります。
エクシーズ・レセプションに登場するマジョレーヌのフォークは、背中についているわけでもなく、めちゃくちゃ自由に浮いてますね。
持ち手の先端の、クリームの上のマドレーヌなどのトッピングも、イラストによって位置がかなり異なるようです。
エクシーズ・レセプションの対戦相手
「エクシーズ・レセプション」のマドルチェの対戦相手は、ランク5の「終焉の守護者アドレウス」が映っています。
「終焉の守護者アドレウス」は「始祖の守護者ティラス」とよく描かれることが多いのですが、ティラスはランク5なので、マジョレーヌやバトラスクからは呼べません。
「終焉の守護者アドレウス」の攻撃力は2600であることを考えると、シャトーありでティアラミス(攻撃力2700)を召喚して、普通に倒す流れのようです。
しかし、遊戯王wikiによると、マドルチェとマドルチェ以外が一緒に描かれたカードは「エクシーズ・レセプション」以外に無いようです。
ティラスと描かれることが多いアドレウスが、マドルチェと戦っているということは、もしかしたら「ティアラミス」と「ティラス」って何か関係があるのかも…。