今回は、第3回 マドルチェのモデルとなった人物・場所の徹底考察をやっていきたいと思います。
知れば知るほど、マドルチェ作者が強烈なフランス愛が伝わってきて、旅行してる気分になってきました(๑°ㅁ°๑)‼✧
前回までの続きにはなるのですが、最初に今までの考察内容をサクッと紹介するので、この記事から見る方でも問題なく読んでいけるかと思います。
ぜひ最後まで楽しんでいってください٩(ˊᗜˋ*)و♪
- 前回のおさらい
- 魔女の使い?羊飼い?マドルチェ・ミィルフィーヤとはいったい何?
- マドルチェで巡るフランス観光~モンサンミッシェル修道院~
- マドルチェで巡るフランス観光~ヴェルサイユ宮殿~
- マドルチェで巡るフランス観光~ノートルダム教会~
- まとめ
前回のおさらい
マドルチェの王女「クイーンマドルチェ・ティアラミス」のモデルは、「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」で知られるフランスの王女マリー・アントワネット(実際には彼女が言ったわけではないらしい)
ティアラミスの娘の「マドルチェ・プディンセス」は、アントワネットの娘マリー・テレーズをモデルにしている。
母アントワネットと娘テレーズは「マドレーヌ」という人物や場所に深い縁があり、そこからお菓子のマドレーヌをマドルチェに登場させることが決定。
「マドレーヌ」という言葉から、響きが似ている「魔女」を掛け合わせ、マドルチェ・マジョレーヌが誕生。
フランスで魔女と言えば、聖女とも魔女とも呼ばれた戦士「ジャンヌ・ダルク」
今回の考察にはあまり関係がないが、アントワネット、ジャンヌダルクに並ぶ有名人「ナポレオン・ボナパルト」も「マドルチェ・シューバリエ」として描かれている。
ジャンヌダルクは、聖女や魔女などの他にも「羊飼い」と呼ばれていた。マリー・アントワネットも自身の庭園で羊を育てていたことから、「ひつじ」をマドルチェに採用。
「メェプル」の名前には深い意味はなさそうで、よくある名前を使ったっぽい。
他にもいろいろ考察していますが、今回使う情報は以上です。
次は「マドルチェ・メェプル」との絡みが多い、シマシマ猫の「マドルチェ・ミィルフィーヤ」について見ていきましょう(о´∀`о)✨
魔女の使い?羊飼い?マドルチェ・ミィルフィーヤとはいったい何?
ミィルフィーヤをよく見てみると、王女ティアラミスの傍を飛び交う小鳥の仲間が描かれています。
構図もどことなく似ていますね。
であれば、ティアラミスのモデルである「マリー・アントワネット」と何かしらの関係があるはずです。
彼女が愛したと言われる「ターキッシュアンゴラ」と比較してみましょう。
真っ白で美しい「ターキッシュアンゴラ」とはとても似ていません。
むしろ「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のようです。
マジョレーヌの「魔女」のイメージから、魔女の使いと言えば、猫と連想して、ハロウィンも流行り始めた時期ということもあり、猫の中でも仮装の定番であるチェシャ猫を選んだのかもしれません。
しかし、チェシャ猫といえば、大きく見開いたつり目な瞳で、本人が消えても残る強烈なニヤニヤ笑いが印象的な猫ですが、ミィルフィーヤにその特徴はありません。
むしろ、ミィルフィーヤは哀愁漂う垂れ目をしていて、どこかティアラミスを彷彿させます。
ティアラミスのモデルと思われるマリー・アントワネットの特徴といえば、髪飾りや帽子に付けたダチョウの羽です。
アントワネットを詳しく知る前は、ミィルフィーヤの帽子についている白いモコモコをファーだと思っていたのですが、改めて見てみるとダチョウの羽によく似ています。
ミィルフィーヤが被っているダチョウの羽が装飾されたミルフィーユの帽子は、王妃にふさわしくないと若干問題になった麦わら帽子のアントワネットに酷似しています。
アントワネットが自然豊かなプチトリアノンで、羊などの動物と過ごしていたことは確認されています。
以上のことから、ミィルフィーヤは、アントワネットのプライベートの姿も反映しているのかもしれません。
この事を考えると、
「猫の「ミィ」という鳴き声から、お菓子のミルフィーユが選ばれた」よりも
「アントワネットの麦わら帽子が、お菓子のミルフィーユに似ているから、鳴き声が「ミィ」である猫が選ばれた」
という可能性が生まれてきて、鶏と卵どちらが先に生まれたかのような疑問が出てきます。
これだけ多くのアントワネットの要素を詰め込んでいるマドルチェなので、個人的には「アントワネットの麦わら帽子が、お菓子のミルフィーユに似ているから、鳴き声が「ミィ」である猫が選ばれた」という流れであってほしいです。
この考察がすべてあっているとしたら、マドルチェ作者のアントワネットへの愛がすごいです。
マドルチェで巡るフランス観光~モンサンミッシェル修道院~
さて、物語の舞台フランスに目を向けてみると、マドルチェ・メッセンジェラートと思われる人物が見つかりました。
フランスの世界遺産「モンサンミッシェル」の郵便局の人物です。
マドルチェ・シューバリエとキャラが被るからか、馬からは降ろされていますね。
モンサンミッシェルを描いたと思われる、マドルチェイラストはもう一枚あります。
初期マドルチェで大活躍した「マドルチェ・ハッピーフェスタ」です。
手札に大量に集まったマドルチェを、好きなだけ特殊召喚できるのはとても強かったですよね。
モンサンミッシェルの土台(?)を見ていくと、凹凸がマドルチェモンスターの足元のパズルにそっくりです。
もしかしたら、マドルチェの「パズル」の着想は、モンサンミッシェルの凹凸の形から来ているのかもしれません。
マリー・アントワネットとモンサンミッシェルは歴史上の関係はありませんが、マドルチェすべてのモンスターにパズルを描いているところから、マドルチェ作者はかなりモンサンミッシェルに思い入れがあるのかもしれません。
マドルチェで巡るフランス観光~ヴェルサイユ宮殿~
マリー・アントワネットが暮らしていた、現在ではフランスの世界遺産である「ヴェルサイユ宮殿」。
フランスでは「Château de Versailles(シャトー・デ・ヴェルサイユ)」と表現され、マドルチェ・シャトーのモデルとなった場所だと考えられます。
「マドルチェ・ワルツ」や「マドルチェ・ティーブレイク」の床の市松模様は、ヴェルサイユ宮殿の市松模様の床を描いたものと思われます。
また、ヴェルサイユ宮殿の中にある「ノートルダム教会」は、マリー・アントワネットが結婚式を行った場所として知られていて、「マドルチェ・プロムナード」の教会としても登場しています。
左右の屋根がイチゴになっているのがなんとも可愛いですね。
マドルチェで巡るフランス観光~ノートルダム教会~
「ノートルダム教会」繋がりで調べていくと、ノートルダム教会には撫でると幸せになれる「幸福のフクロウ」という像があることがわかりました。
アントワネットは、ヴェルサイユ宮殿のノートルダム教会で、「幸福のフクロウ」があるのはディジョンのノートルダム教会なので、正確には違う場所なのですが、「マドルチェ・ホーットケーキ」が誕生した理由の1つかもしれません。
「幸福のフクロウ」以外にも、ホーットケーキが誕生したと思われる理由はいくつかあって
- マリー・アントワネットの言葉として知られる「パンが無ければお菓子(ケーキ)を食べればいいじゃない」の「パン」と「ケーキ」をあわせて「パンケーキ」。パンケーキが転じて、ホットケーキ。
- フランス語で「素敵」を意味する言葉「シュエット」の本来の意味であるフクロウ。「シュエット」は結構頻繁に使われる言葉らしいです。
- 魔女など魔法使いの使い魔としてのイメージのフクロウ。
など、さまざまな理由の掛け合わせによって、フクロウマドルチェのホーットケーキが誕生したのではないかと推測しています。
これもまた場所違いなのですが、ノートルダム教会繋がりで、シューバリエのモデルと思われるナポレオンの戴冠式が行われた、パリの「ノートルダム大聖堂」にあるステンドグラス「バラ窓」と、色鮮やかなフルーツタルトがよく似ています。
シスターとタルトを掛け合わせたシスタルトは、ノートルダム教会の修道女とバラ窓から生まれたのかもしれません。
まとめ
マドルチェ・ミィルフィーヤは初期メンバーにふさわしい、たくさんの要素が詰め込まれた一体。
マリーアントワネットの麦わら帽子。魔女の使いの猫の中でもハロウィンっぽさのあるチェシャ猫。ジャンヌ・ダルクの羊飼いとしての要素や、アントワネットがトリアノンで動物達と戯れる様子など。
作者のフランス愛の強さを感じさせるキャラクターですね。
強烈なフランス愛はミィルフィーヤ以外にも随所に現れていて、マドルチェには様々な観光名所が描かれていることがわかりました。
半信半疑で調べ始めたマリーアントワネットとマドルチェの関係ですが、第3回に至ってもまだ多くの共通点が見つかって、かなり可能性が高くなってきています。
「パンが無ければお菓子を食べればいいじゃない」マドルチェのモデルを徹底考察! - haruの日常ブログ
第1回では「クイーンマドルチェ・ティアラミス」のモデルがマリー・アントワネットであると考察しました。
その流れから、娘のプディンセス、プティンセスール、教師グラスフレとは誰なのか。マドルチェ・サロンの場所や、プロムナードに関する考察も行いました。
クロワンサンにも、ちゃんとモデルとなった犬がいる事には驚きましたฅ(º ロ º ฅ)
【最も憎んだ男とワルツ?】マドルチェのモデルとなった人物を徹底考察② - haruの日常ブログ
第2回では、シューバリエやマジョレーヌのモデルとなった人物を考察し、その流れからマドルチェ・メェプルを調べていきました。
マリーアントワネットと「マドレーヌ」に強い縁があったのには驚きです。
ほかのメンバーについては、現在調査中です。情報が手に入り次第、考察記事をアップしますので、もうしばらくお待ちください。
もしこの考察が面白いなと思ったら、前回までの考察やその他の記事も読んでいただけると嬉しいです。
ではまた、ご覧頂きありがとうございました。