今回はStable Diffusionの、アニメ風の背景画像生成についてご紹介します。
最近では、AIによる画像生成が注目されており、アニメ風の背景画像を生成することも可能になってきました。
この記事では、アニメ風の背景画像が生成できるモデルをいくつか紹介し、生成される画像の特徴についても解説していきますヽ(´▽`)ノ
アニメ風の背景画像が生成できるモデル
Korakoe/OpenNiji
Korakoe/OpenNijiは、アニメ風の二次元イラストに特化したモデルです。
このモデルは、人間無しで背景のみのイラストを描くのも問題なく行えます。
book shelf,light particles,lens flare
scale: 8
イケメンも生成できるので個人的にはかなり重宝しています。 「Stable Diffusion」を利用した美少年イラスト生成モデル一覧を紹介 - haruの日常ブログ
Nilaier/Waifu-Diffusers
Nilaier/Waifu-Diffusersは、11万件のアニメ風の画像を学習したモデルです。
こちらも問題なく背景イラストを生成できます。
book shelf,light particles,lens flare
scale: 8
Korakoe/OpenNijiよりも濃い色合いですね。
andite/anything-v4.0
bookshelf,light particles,lens flare
scale: 8
イケメンも美女も生成できて、背景も作れるので汎用性の高い良いモデルだと思います。 「Stable Diffusion」を利用した美少女イラスト生成モデル一覧 - haruの日常ブログ
アニメ風背景画像の生成は苦手そうなモデル
CompVis/stable-diffusion-v1-4
CompVis/stable-diffusion-v1-4は、写真風の画像生成に特化したモデルです。
その影響か、本来光が発生しない場所で光らせようとすると、何とも言えない感じに💦
bookshelf,light particles,lens flare
scale: 8
runwayml/stable-diffusion-v1-5
runwayml/stable-diffusion-v1-5は、写真風の画像生成に特化したモデルです。
bookshelf,light particles,lens flare
scale: 8
思い描いていた「光が差し込む本棚」よりも眩しいですが、写真とイラストの中間としては結構高品質かと思います。ホラー系とかに使えそうですね。
wavymulder/portraitplus
wavymulder/portraitplusはポートレート(肩から上の構図)に特化したモデルです。
なので当然なのですが、背景にはあまり適さないようです。
bookshelf,light particles,lens flare
scale: 8
prompthero/openjourney
概要を見ている限りだと、アニメイラストも出来そうなんだけどなぁ…(゜-゜)
book shelf,light particles,lens flare
scale: 8
Include 'mdjrny-v4 style' in prompt
「mdjrny-v4 style」をプロンプトに加える必要があるようです。もう一度やってみましょう\( 'ω')/
mdjrny-v4 style,bookshelf,light particles,lens flare
scale: 8
うーん。本棚は出来ないっぽいですね。生成できる背景画像は限られていそうです。
背景画像が絶対生成できないモデル
lambdalabs/sd-pokemon-diffusers
lambdalabs/sd-pokemon-diffusersは、ポケモンキャラクターの画像生成に特化したモデルですので、背景画像を生成することはできません。
book shelf,light particles,lens flare
scale: 8
どんなプロンプトを入れてもポケモンにしようとするこのモデルは本当に面白いですね。
そこまでポケモンを貫くか…!!って尊敬に値します。
今回はStable Diffusionのアニメ風の背景画像生成について紹介しました。
アニメ風の背景画像生成に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください(。ᵕᴗᵕ。)