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【プロセカ考察】まふゆママの『あの子を世界で一番幸せにしたい』は嘘か本当か

今回は、朝比奈まふゆの母親(通称まふゆママ)が、本当にまふゆを幸せにしたいと思っているのかについて考察していきたいと思います。

イベントストーリー「イミシブル・ディスコード」のこの言葉を見ていきましょう。

まふゆはね
ーー私にとって、何よりも大切な子なの。

小さな頃からとても優しくて、真面目ないい子で
ーー私は、あの子を世界で一番幸せにしたいと思っているのよ

誤解されてしまっているのは悲しいけれど、あの子のためを考えているというのはわかってほしいの。

まふゆのことを本当に大切に想っているのならわかってくれると思っていたけれど
……そうじゃないみたいね

この言葉から

  • ①まふゆを音楽から遠ざけるためだけに 『まふゆを大切に思っている』という演技をして奏を説得しようとしている
  • ②まふゆを本当に世界で一番幸せにしたいと思っていて、そのためには音楽を切り離す必要があると、奏にわかってほしいと考えている

の2通りが考えられます。まふゆ母が本当に娘を愛しているのか、演技か本物かが気になるところです。

それぞれの可能性を考えてみましょう

①まふゆを大切にしているのは演技か?

まふゆ母が、自分の娘を医者にしたいから、勉強に専念するのに邪魔な音楽から遠ざけさせようと、奏を説得するためだけの演技をしているとしたら

考えてるって、思い込んでいるだけだ

という奏のセリフには繋がらないでしょう。

『本当のまふゆの幸せ』を考えてはいないけれど、まふゆ母の言葉には嘘は含まれていないのです。

ただ、誤った信念がとても強くなっていて、修復が難しそうです。

②まふゆを世界で一番幸せにしたいと思っている

演技じゃないとすれば、まふゆを世界で一番幸せにしたいと思っているのは事実で、まふゆのために最善を尽くしていると思っているのが正しいということになりそうです。

しかし、奏に言わせれば

わたしは…...あなたがまふゆのことを心配して音楽をやめさせようとしてるんだって、ここに来るまでは思ってた

でも.....そうじゃなかった

どれだけあなたの言葉をちゃんと聞いても...まふゆの母親だからって考えても......

わたしは......あなたのことを、信じられない

母親本人は自覚していないけれど、周囲から見たら、娘の幸せを考えていない母親であるということになります。

ただ、主張の違いである可能性も捨てきれず、まふゆ母からしたら、まふゆの幸せを考えていない友達に見えているかもしれないことを忘れてはいけません。

それぞれが知っている『まふゆ』

以下にお互いが知っている、まふゆの情報をまとめます。

奏が持っているまふゆの情報

知っていること

  • 消えたいと思うほどに精神を病んでいる
  • 音楽はやりたいが、母親に否定されている
  • 本当の想いを見つけたい
  • 『いい子』を演じるのがつらい
  • まふゆの将来の夢が医者であること

知らないこと

  • まふゆの本当の夢が看護師であること
  • 5歳の頃のまふゆと母親の関係
  • まふゆが『いい子』になった理由
  • 家でのまふゆの様子

まふゆ母が持っているまふゆの情報

知っていること

  • 音楽をやりたいこと
  • 病気で困っている人の役に立つ仕事に就きたいと思っていること
  • 看護師になりたいと言っていたこと
  • まふゆの子供時代のこと

知らないこと

  • 医者ではなく看護師がいいと思っていること
  • まふゆが『いい子』である理由
  • まふゆが病んだのは『いい子』を演じているのが理由であること
  • 症状回復には音楽活動が有効であること
  • ニーゴでのまふゆの様子

どちらも知っていること、知らないことが当然あるわけですね。

奏は、まふゆの幸せを考えてくれない友達

奏は、まふゆが苦しんでいて緊急事態であることや、苦しみの緩和方法がサークル活動であることを知っています。

母親は、その事を知らない、または理解していません。

消えたい理由は
勉強が上手くいかなかったからで、

やりたいことがわからないのは、
医者になることが、どれほど病気の人の役に立つことであることが伝わってないからだ

と考えていそうです。

ただ、まふゆ母は、まふゆが病気の人の役に立つ職に就きたいことを知っていて、その目的を叶えるなら医者が最適と考えています。

であれば、母親の理解している情報では、

  • 音楽・サークル活動は必須では無い
  • 人を助ける夢を叶えるためには勉強が必要
  • しかも、かなり高いレベルの学力が必要ため、相応の時間がかかる
  • まふゆの夢を叶えさせてあげたい
  • 後悔しないように、必要じゃないことは極力取り除いてあげたい

となっても不思議ではありません。

あの子を世界で一番幸せにしたい

という気持ちが強いからこそ、間違った行動に拍車がかかっている可能性が高いです。

思い込みが激しく、人の話を聞かずにさっさと判断してしまう性格なので、これが娘の本当の幸せでないことは気付いていません。

以上のことから、まふゆ母にとっては奏は、まふゆの幸せを考えていない友達となってしまうでしょう。

奏にとっては、まふゆの想いを壊す親で
まふゆ母にとっては、まふゆの将来を壊す友達です。

もし仮説が正しいとすれば、なんとも悲しいですね……